他ボランティアグループ・団体主催のイベントに参加してきました

2016年12月10日(土) 第9回多摩川子ども環境シンポジウム
   ( 美しい多摩川フォーラムさんのイベントに参加 )

12月10日(土)、昭島市のフォレスト・イン昭島館で美しい多摩川フォーラムさん主催の多摩川子ども
環境シンポジウムが開催されました。このシンポジウムでは多摩川流域の小・中学生が多摩川の環境や
文化・歴史等について学んだことや調べたことを自由に発表します。

多摩川子ども環境シンポジウムは今年で第9回を迎えましたが、実は青梅・多摩川水辺のフォーラムは
第1回から毎回参加して発表しています。
今回も青梅・多摩川水辺のフォーラムから2つのテーマで発表しましたのでご紹介します。

1.多摩川イベント紙芝居 Part5
今年参加した数々のイベントについて、イベントの内容・活動の様子、感じたことを発表しました。

  発表:河辺小学校 5年 丸山孝希
      河辺小学校 3年 丸山友希
      河辺小学校 1年 丸山大希

 ※タイトルに「Part5」とあるとおり、丸山さんは5年連続発表されています。
      
発表したイベントは以下盛りだくさんです。

 3/6   灯ろう流し          ※山ちゃんのイベント 川崎にて
 4/2   羽村さくらまつり
 5/4   多摩川サイクリングロードを使って自転車で昭和記念公園へ
                         ※クイズあり
 5/5   奥多摩湖
                         ※クイズあり
 5/8   多摩川春のあゆ祭り      ※山ちゃんのイベント 川崎にて
 5/14  植物観察&ヨモギダンゴ作り  ※青梅・多摩川水辺のフォーラム
 5/15  がんばれ!あゆっ子!2016   ※NPO法人奥多摩川友愛会
 7/2   ガサガサ水辺の探検隊     ※青梅・多摩川水辺のフォーラム
 7/20  河辺小認定の愛鳥博士、ウルトラ愛鳥博士に合格
 7/24  ガサガサの自由研究 ガサガサ池を探検
 8/6   夏休み多摩川教室       ※山ちゃんのイベント 川崎にて
 8/7   多摩川1万人の清掃大会
 9/3   多摩川まるごと遊び塾     ※青梅・多摩川水辺のフォーラム
 10/23  親子魚釣り体験教室      ※NPO法人奥多摩川友愛会
                         ※クイズあり

 ■発表の動画です。約18分です。ご覧ください。

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2.多摩川連想ゲーム Part6
多摩川上流には奥多摩湖(小河内ダム)がありますが、その8kmほど下流に白丸ダムがあります。高さ30mのダムですので、下流から遡上(そじょう)してきた魚はここで止められてしまいます。
しかし、このダムには魚の遡上を助ける魚道(ぎょどう)が作られていて登れるようになっています。
今回、この魚道について調べました。この魚道の仕組み、良い点、悪い点と魚道を登っている魚の気持ちも合わせて発表しました。

  発表:霞台中学校 1年 岡部 統
      霞台中学校 1年 岡部 湧
      河辺小学校 5年 岡部 弘

 ※タイトルに「Part6」とあるとおり、岡部さんは6年連続発表されています。

 ■発表の動画です。約16分です。最後に山ちゃんからの表彰もあります。ご覧ください。



●西多摩新聞の1月1日号に第9回多摩川子ども環境シンポジウムの記事が載りました。紹介します。
  ※クリックすると拡大します。

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2016年11月12日(土) ヤマメの発眼卵放流
   ( NPO法人 奥多摩川友愛会さんの活動に参加 )

NPO法人 奥多摩川友愛会さんのイベントには当フォーラムのメンバーもよく参加させていただいています。
また、当フォーラムのイベントでも奥多摩川友愛会さんの事務局長須崎さんにはよくご挨拶を頂いています。
11月12日(土)、奥多摩川友愛会さんの活動である「ヤマメの発眼卵放流」に参加してさせていただきました。
これはそのときのご報告です。

■ヤマメの発眼卵放流とは
◎イワナやヤマメ・アマゴの増殖のために、稚魚や成魚などの放流が日本各地で古くから行なわれています。
そのような放流にくらべて発眼卵放流には次のようなメリットがあると考えられています。
(出典:水産庁・独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所)
渓流魚の人工産卵場のつくり方 《付録》 渓流魚の発眼卵放流の方法

◎漁業協同組合による渓流魚の増殖事業では、稚魚放流が主要な方法として長らく実施されてきました。
しかし、放流後の残存率は期待していたよりも低く、増殖効果が疑問視されているのが実情です。
こうした背景から、近年は増殖方法の多様化が進んでおり、
稚魚放流の代替策のひとつとして発眼卵埋設放流への関心が高まっています。
(出典:岐阜県水産研究所 アユ・アマゴなどの資源増殖に関する技術情報


■発眼卵放流当日の写真   (※画像をクリックすると拡大します)
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放流する沢にやってきました。まず、ある程度の深さがあって、流れが緩やかで、底が砂利になっている場所を探します。
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場所が決まったら、雨が降って水量が増えても、卵が流されないように、まずは大きな石で囲みます。次に底の砂利を少し掘って、そこに塩化ビニールの筒を立てて、その筒に発眼卵を流し込みます。卵が沈んだあとに静かに筒を取って小さな砂利を卵にかけます。
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覗いてみるとこんな感じ。後で紹介する発眼卵放流の説明書で「直まき」と呼ばれる放流方法です。
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卵の上にフタをするように大きな石を置きます。この場所はこれで終わりです。
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次の場所は少し深いところ。ここは砂地がないので金網容器に入れて放流します。後で紹介する発眼卵放流の説明書で「容器放流」と呼ばれる放流方法です。
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金網容器に発眼卵を入れます。この写真ので約1000粒が入っています。
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拡大するとこんな感じです。各々の卵に黒い点が見えます。これは目です。発眼卵と呼ばれる所以ですね。
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金網容器を沈めて回りに大きな石を置いて動かないようにします。
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こんな感じになります。なお金網容器は来年の春に回収に来ます。
この日は、2つの沢で合計10ヶ所近くに発眼卵を放流しました。多くのヤマメの稚魚が育ってくるのを楽しみにしています。
なお、発眼卵放流につきましては、現在、東京都島しょ農林水産総合センターと漁協により、より良い孵化率、
生存率を考えて管理しております。
一般の方の発眼卵放流は漁協の承認が必要ですので、確認の上でお願いします。

■ヤマメの発眼卵の孵化について   (※画像をクリックすると拡大します)
11月12日にヤマメの発眼卵を放流しましたが、その後、発眼卵はどのように孵化してどのように育っていくのでしょうか。
当フォーラム会員が過去にヤマメの発眼卵を入手して、自宅で孵化させ、
ある程度の大きさまで育てた数年間の記録がありますのでご紹介します。
発眼卵から孵化し、稚魚を経てヤマメになっていく様子が分かると思います。
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入手したヤマメの発眼卵です。ヤマメの卵の場合、積算水温で約400℃日で孵化するらしいです。積算水温というのは10℃の水に5日間いると50℃日と計算します。仮に発眼卵を入手した時点で積算水温で約350℃になっていた場合、10℃の水で育てると5日間で孵化するということになります。経験的に水温は12〜13℃が良さそうです。
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ヤマメの卵が孵化しました。まだお腹には「さいのう」と呼ばれる栄養物の入った袋が付いたままです。
この頃に一番注意するのは水温と水質です。冷蔵庫で育てる場合は水温は一定ですが、扉の開け閉めによる振動が気になります。玄関などで発泡スチロールの箱で飼育する場合は温度管理が結構難しいですね。
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ほぼ同じ時期の写真です。「さいのう」の栄養をもとに身体ができていき、だんだんと「さいのう」は小さくなっていきます。
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「さいのう」は殆ど吸収され、一部の稚魚は泳ぎ始めます。「浮上稚魚」という言い方もします。「浮上稚魚」が多くなったらエサをやります。まだヤマメの模様は現れていません。最初は極めて粒の小さい砂みたいなエサをあげます。
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ヤマメの模様が現れて、もう立派なヤマメの稚魚です。この頃はエサも多く食べるので水が汚れやすく、こまめな水交換が必要になります。また、酸素の供給も必要で絶対に切らしてはなりません。過去にブクブクが5時間動かずヤマメが全滅したこともあります。
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だんだん大きくなりました。7cmくらいでしょうか。この頃になると水質維持も必要ですが、適切な広さも必要になります。そろそろ放流を考える時期です。当然ですが、発眼卵が採取された水域に放します。
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写真の下にものさしがありますが、このヤマメで10cmちょっとあります。この頃になると青梅市でも気温が20度を超える日があり、水温を下げる装置が無い限り、ヤマメの飼育はできなくなります。
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渓流に放流したときの写真です。水が透き通っています。このときは埼玉の荒川水系の発眼卵だったので秩父の山奥の沢に放流しました。

次は元気に育っているヤマメの動画です。


■ヤマメ発眼卵放流の参考文献
ヤマメの発眼卵放流について詳しく知りたい場合は、以下の資料をご覧ください。
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渓流魚の人工産卵場のつくり方 《付録》 渓流魚の発眼卵放流の方法
水産庁・独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所
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「アマゴ・ヤマメの発眼卵埋設放流の方法」
岐阜県水産研究所